最近、発表会の選曲が始まりました。一人一人、タイプが全然違いますが、お気に入りの曲が見つかってきました。この選曲がまず最初の大事なイベントですね。「(いつもより)難しい曲が弾きたい」という子が多く、そのやる気が嬉しいです。
現在ある講座を受けているのですが、そこで発表会などの緊張した時の対処方法をお聞きしました。うまく緊張と付き合うのは、普段の練習から気を付けることがあるのですが(それについてはまた後日)、大事な目標の設定を間違わないで!ということです。
<曲を弾くときの目標>
① 楽譜通りにミス少なく弾こう、頑張って今日を乗り越えよう、暗譜を忘れないように、、→これは、悪くはないですが、良くもありません。
良い目標の設定の仕方(緊張しないためにも)は、自分の感情とリンクさせておくこと。常にどんな音楽にしたいか、どんな音で弾きたいか、どこが気に入っているか、つまり
② 自分が喜べる音楽を弾こう
→こちらは、緊張していても【音楽】で乗り越えられるのでとてもいいんです!
今回改めて気づき、私の数十年のピアノ体験を振り返って、その考え方に納得しました。これまで①のように考えていた時は、本番で緊張に震えて、小さく固まった演奏になっていました。音楽じゃない目標設定だからです。②のように考え、本当に好きな曲や1音1音イメージがある曲は、緊張していてもステージを楽しめます。
生徒さんと、目標をしっかり話し合って、心に残る演奏がしたいですね。