はやいもので、もう発表会から1か月が経ちました。
その後のレッスンでは、生徒さんたちは自信とやる気が確実にUPしています!真剣に楽しそうに弾く姿は見ていて幸せな気持ちになります。
さて、今年は公私ともにいろいろありましたが、自分のピアノの勉強に関しては、埼玉県のまっみ先生の実践スクールを受講したことが大きかったです(現在も受講中)。
この講座は、脳と身体の仕組みを理解し、それらをつなげて使い、ピアノを弾いたり、楽譜を読んだりする方法を実践していきます。私は子どもの頃からピアノを習い始めて45年過ぎましたが、指や腕の使い方は指導いただいても、脳や足、骨盤など身体の使い方など言われたことはほとんどなかったので、驚くことばかり。
かなり大まかにまとめると、ピアノを弾くということは、指先という体の末端だけではなく、脳や足から頭の先までの身体全体もとても大事な役割があり、それがつながった演奏はとても幸せになる、ということがわかりました。
私は本番になると、緊張しすぎてしまったり、緊張していなくても身体や指が思いもよらない動きをしたり、細かい動きが急にできなくなったりして、思うように弾けなかったことがほとんどでした。(先生だって緊張するんですよ~。)受講して半年ほどして臨んだ発表会の講師演奏本番、これは今までになく、こう弾きたいという考えと指が一致したんです!。
今回の曲はオープニングで講師演奏をするので、長くなく、派手過ぎず、皆さん聞いたことのある名曲がいいと思い、ドビュッシーの「月の光」にしました。講座の内容を生かして練習していたら、、まあ、苦手な「暗譜」がとても早くでき、とても楽に難しい部分が弾けるではありませんか。そして、曲のすばらしさにも弾く度に気づき、ピアノを弾くのがさらに楽しくなりました。
私もまだ受講途中ですが、レッスンでは、生徒さんの指だけでなく、身体の動きのほうも見るようになりました。脳・身体で弾くと、心も柔らかくなる気がします。楽しく体操なども取り入れて、心から音楽を感じて弾けるように、みんなで進めていきたいです。